アイデア)美容室検索サービスについてちょっと

厚生労働省の調べによって、いまの美容室の数と、美容師の数がわかりますが、その数に驚きます。

美容室数は23万1134軒。単純に計算すれば、平成24年度中はおよそ約3時間に1軒の割合で美容室が新規オープンしたことになるそうです。

美容師数は47万9509人。今でも毎年8000人近くが美容師になっているようです。

仮に人間の一生のうち、1ヶ月に一回、毎月違う場所、ヒトにやってもらったとしても1000回程度の利用にしかならないのですから。

 

コンビニの数が5万軒ぐらいだということと比較するとびっくりするくらいの数ですね。

 

こんなに多いいわけだから、最近はネットで探すのが一般的にもなってきましたよね。

ただ既存のサービスの多くはそんなに使い勝手が良くは見えないのです。
地域を限定していって自分に都合のいいエリアで探せるところまではいいとおもいますが、そこから先が疑問です。

二つの着眼点が出てきました。

一つ目は結論から言うと
「美容室」で選ぶのではなく「美容師」で選べるサービス形態のほうがいいのではないかということです。


店舗の雰囲気も顧客に選ばれる大事な要素ではありますが、多くの顧客は美容師との相性で店を変えている現状もありそうです。


たとえば、Aという美容室があります。そこには10人の美容師が働いていました。お客さんであるアナタは、ネットでA美容室を予約して、その美容師の中のSさんに担当してもらったとします。しかし、Sさんの接客はあまり心地よくなく、カットもイマイチだったので、つぎは指名するのはやめておこうとアナタは思いました。
A美容室には、まだ他に9人の美容師が働いています。
そこでアナタは次にどこから美容師を選ぶのかということです。

A美容室にいる残り9人の中にもアナタに合う美容師がいる可能性はあります。
しかし、大部分の人は別の美容室を探すのではないかとおもいます。

なぜなら、「まだSさんが働いているA美容室で他の美容師を指名するのは、なんか気まずい、だってSさんとまた顔を合わせなくちゃならないから」と考えてしまうからです。(気を使ってしまうのは日本人は国民性だと思うのでこういう人は多いのでは)

場所が良くてもヒトが合わなければ、美容室は変えちゃうってひとはいますよね。(そうでないひとももちろんいますけど)

美容師はカットの技術を売っているのと同時に、いやあるいはそれ以上に接客による相性も顧客に提供しています。
ですから、店舗自体の雰囲気や居心地のよさも大事ですが、顧客と美容師との相性の重要性から美容師、つまりヒトで選べるようなサービスにしたほうがよりよいと思ったわけです。

同じ店舗から別の美容師を選ぶような行動を利用者がとらないとすれば、なおさらです。

だとしたら利用者のために、より理想的な美容師選びのサービスのカタチがあるはず

既存のサービスは美容師が選びづらい感があります。

たとえば美容師一人ひとりが専用ページを持てるようにして各々の特性が色濃く反映されるようにカスタマイズできる自由度を設ける。
笑顔の写真一枚あっても人柄なんかはわからないので話題の6秒動画を貼り付けて、動いてる姿、生の喋っている姿が語る信用度を活用していったり。
あるいはLINEの元社長が立ち上げた動画サービスを利用するとか。
仕様はこんな感じです
地域を選んだら該当地で働く美容師の一覧が出てくる。

都道府県レベルだと美容師数で少ないところでも2000人近く、多い東京なんかは6万ほどもいるそうです。地域は出来るだけ限定したいった方が良さそうです。)
料金の安い順とか人気順とか女性美容師、男性美容師で分けて並べなおしたりもできる。
同じ美容室のヒトにはやってもらいたくないって需要には、利用者側もアカウントを持って美容室の除外機能みたいなのがあるといいのかな。

これだとだいぶ選びやすいとおもいます。

美容室(師)側にとっては大変でしょうが、数が多いというのは利用者側にとっての捨てる、捨てる、除外、除外していくという行為があるのは避けて通れないものです。

 

本当ならば、これだけ数が多いのだから担当美容師をネット上で選んだ上で、カットする場所(美容室)も選んでの完全オーダーメード化が理想なのかなとおもいますが。

(相性のいい美容師と居心地のいい美容室のコンビ、最強です。)
チェーン展開しているところなら労なくできそうですけどね。
まぁすでにやってるかも知れませんが・・・


もうひとつの着眼点としては、どのサービスの画面上でもクリックできる箇所が多すぎるという点です。
いったい何回ポチポチとクリックしなきゃならないんだというくらいごちゃごちゃしています。
結局は最終的にたったひとつを選ぶわけですが、親切心からそういうカタチ
を採っているんでしょうけど何度も何度もクリックさせられて途中で面倒くさくなってきます。
もっとシンプルにわかりやすくっていう需要もあるんじゃないでしょうか。

地域を定めるというところは、利用者全員がやるだろうからそのあとです。
たとえば【1メニュー価格帯で選ぶ】【2ヒトで選ぶ】【3店内の雰囲気から選ぶ】【その他 特別な売り文句】ぐらいの選択肢でわかりやすさのみをサービスとして提供するのもいいのではというアイデアです。

 

長くなったのでおわり、以上です。