笑点の新司会者について

1966年に番組が始まって以来50年間、番組に出演し続けた歌丸師匠が笑点大喜利の司会者を引退することになったわけですが、

今回は

 ”もし僕が新司会者の選考会議に参加していたらどんなアイデアを出すか”

について書きたいとおもいます。

 

歌丸師匠が体力の限界を理由に大喜利司会者を引退することを発表してから、様々な人の名前がその候補に挙がりました。

タモリさん、ビートたけしさん、所ジョージさんなどの大物の登用から、普通に考えれば、落語界からの選出や現・大喜利メンバーからの横移動などが定石なのですが、それらのアイデアは既に出ているので、僕なりに別の提案をしてみたいとおもいました。

 

まず、僕の考える本命はジャニーズ、V6の井ノ原さんです。

NHK朝ドラの長年にわたる高視聴率もあってか、それに続けて放送される生放送の情報番組の司会者を務める井ノ原さんは知名度も抜群です。

紅白歌合戦の司会者も2015年に務めましたしね。

民放でも放送開始から20年を超えるテレビ東京の情報バラエティ番組の司会を務めており、司会者としては後発組と言ってもいい印象の中で一定の認知と評判を集めています。

NHKの情報番組もテレビ東京の番組も笑点も視聴者層という観点からみれば具合がいいようにおもえます。

最初はその他の番組司会と違って勝手が違うといったところもあるでしょうが、紅白の生放送もやってのける素質と実績もありますし、笑点メンバーが温かい目で育てていくというのもアリなのではないでしょうか。

 

本命アイデアとしてはV6の井ノ原さんを提案しましたが、それに続く笑点大喜利新司会者の対抗の案は、お笑い芸人コンビのナイツのお二人です。

すでに名前の挙がっているタモリさんやその他の大物芸能人に比べれば、小粒感は否めませんが、これまで笑点番組内で漫才を披露することが何度もあるコンビなのでお客さんの掴みかたみたいなものには慣れているとおもいますし、なによりもコンビで二人並んで笑点大喜利司会者になるという「新しさ」が新鮮な空気をもたらしてくれるのではないでしょうか。

コンビの土屋さん(メガネを掛けた方)がお題を読み上げる→塙さんが小さめなボケを入れていく→つっこむ→メンバーが大喜利に答えるという新しい型みたいなものが生まれる予感があります。

小気味よい笑いの流れというかテンションの良さ、リズム感が出てくるというのでしょうか。

歌丸師匠の司会のときには笑点メンバーが歌丸さん自体をいじるというのが一種の型になっていたようにおもえるのですが、それがなくなってからの新しいスタイルみたいなものが生まれて欲しいという願いもあります。

 

ちなみに僕が吹き出した、笑点メンバーの歌丸師匠への言葉は、林家木久扇の「(歌丸師匠は)よく手入れされたミイラみたい」という言葉です。

これに限ったことではないですが、総じて笑点メンバーのチームワークは長年の付き合いがあってこその名人芸みたいなものがあり、観た人、聞いた人が安心して楽しめる「芸」なわけですが、その中心的な役割を果たしていた歌丸師匠の引退に際しては新しさを感じる仕掛けがある程度必要になってくるとおもいました。

加えて、お笑い芸人が笑点大喜利司会者を務めるという前歴を番組に作っておくことが今後何十年も笑点を放送し続けていくためのある種の布石になるという展望もあります。

 

最後に大穴のアイデアとしては、新しい司会者として、女優の天海祐希を登用するというものです。

おそらくここまでやったら超サプライズ人事です。

確実にニュースバリューがありますし、最初の放送はおそらくこれまで以上の注目度になるはずです。

司会者としての実力は未知数ですが、天海さん自身がとても器用な方に見受けられるので、女優として役を演じるように笑点の司会者を演じてもらいたいなとおもいました。

天海さん主演で好評を博した刑事ドラマ「BOSS」のコミカルなシーンの演技も参考にできるなと直感したのですが、しかし、本業が女優さんなのでドラマや映画の仕事もあります。したがって本命・対抗アイデアのような長期政権を狙える配役ではないのですが、とりあえず2~3年やってもらうようなカタチにすれば、東京五輪に向けてまた一つ変革の機会にめぐり合うという状況を作り上げるというの未来に含みを持たせた戦術をとるというのも面白いなとおもいました。

 

今回もあえて人とは違うような考えになればという感覚を少しだけ持って、このような人選についてのアイデアを書いていったわけですが、結局は選ぶべき人々が選び、その結果は結果が出てみなければ分からないというわけですからなんとも言えないのですが、新しい大喜利司会者のもとに引き続き愛される笑点になるのかならないのか、いずれにしても今後の動きにはしばらくは注目できそうかな。そんな具合です。

 

 

本当はこれら人選についてのアイデア以外のアイデアもいろいろ考えていたのですが、文章にするのは大変なので、この辺で終わりにしましょう。

 

それでは。